着物の着付けと豆知識

着物が着たいけれど決まりごとがよく分からないという方にも、もっと気軽に着物を楽しんで頂きたくて日々思いついた着物に関する基本的なことなどお話していこうと思います。

カテゴリー
 着物の常識と着こなし

いつまでも長く大切に着るための保管の原則

09/03/10 16:36

こんにちわ!
梅は咲いたか桜はまだかいなぁ~♪
桜前線が待ち遠しい季節になりましたね。

今、彩華では卒業式の着付けに大忙しの毎日です。
長い学生生活を終え、社会に羽ばたいていく女子大生のみなさんの明るい笑顔を拝見していると日本の未来もなんだか頼もしく思えてなりません。陰ながら応援していますよ。

さて、今日は着物を保管するにあたって注意すべき点を少しお話しさせていただきます。

まずは「しまったまんま」のお着物ありませんか?
これこそ一番のトラブルのもとなんです。
絹で織られている着物は生き物だと思ってください。
冷蔵庫の食品と同じように長く入れっぱなしでは腐ります。
時々は箪笥の引き出しを開けて空気を入れ換えるだけでも違います。できれば年に一度くらいは袖を通してあげてください。そうすれば面倒な虫干しなんてしなくても全然大丈夫。
もう少し本格的にハンガーに吊るして干すときは光に注意することです。
直射日光は絶対にだめ!たとえ陰干しや室内の蛍光灯でも時間がたつにつれて紫外線の影響を受けます。
ですから干すときはほんの2時間程度で充分。知らない間に変色しますからなるべく光から守って上げましょう。

私は気に入った小物を見つけて買って帰ったときには、着物や帯に合わせてみたくてあれこれと広げてコーディネートを楽しんでいますが、これだけで特に虫干しなんてしなくても全然平気です。着物って美しいからただ眺めているだけでも幸せな気分になれるんですよね。(こんなことで幸せな気分になれるのだからかなり単純!)

そうそう、着物でお出かけした後のお手入れも必ずすること!
着物を脱いでやれやれ! ちょとまってね。
その前に脱いだ着物の埃をはたいて落とし、着物ハンガーにかけて汗を逃がしてあげてくださいね。(このときも2時間が目安)こうしておけばついでにしわも取れます。
ハンガーに吊るした着物に汚れやしみがついていないかチェックしてみてください。
時間がたつとそれだけ手入れが難しくなるから早めに対処しておくことが肝心です。
お手入れの必要なときははやり専門家にお願いするのが無難だと思います。

ワンシーズン楽しんだ着物を片付けるときに注意するのが防虫剤と小物類です。
防虫剤の使い方にも注意が必要です。
必ず説明書を読んで用法、用量を守りましょう。
去年の残りと今年買ったのを一緒になんてだめですよ。
2種類以上を一緒に使うと事故につながる可能性もあります。ですから毎年同じメーカーの同じ商品を使うことをお勧めします。
また、箪笥の隅に着物と一緒にウール素材のものやショール、腰紐、ゴムベルトなどを入れるのは避けましょう。
ウールは虫がつきやすくゴム類なども変色を招く恐れがあります。
できれば畳紙も上質の和紙のものを使うとなおいいですね。
粗製の紙は呼吸ができないからこれも染み、カビを招く恐れがあるんですよ。

この前受けた質問では、吊るしておいても取れなかったしわはどうすればいいの?ということでしたが
これはやはりアイロンをかけてきれいにしわを伸ばします。
もちろん素材にあわせた正しい温度で、必ず当て布をあててアイロンをしてくださいね。
スチームアイロンはだめですよ!湿気は禁物です。

着物を着て出かけたときはその日のうちに片付けることが大事です。
着物同様、帯や長襦袢、小物類も湿気を取って片付けましょう。
帯や帯揚げにもアイロンをあてしわを取っておけば次に着るときには気分がいいですよ。
帯締めの房は柔らかい和紙に包んで束ねておくといつまでも新品同様に見えます。

着物を着て出かけると後のお手入れが面倒なのよねぇって声が聞こえてきそうですが次に着るときのことを思って片付ければ次のお出かけがまた楽しみになりますよ。

次回は着物用語で今はやりの漢字の読みクイズをして遊びましょうか?
お楽しみに!!


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