着物の着付けと豆知識
着物が着たいけれど決まりごとがよく分からないという方にも、もっと気軽に着物を楽しんで頂きたくて日々思いついた着物に関する基本的なことなどお話していこうと思います。
- カテゴリー
- 着物の常識と着こなし
訪問着と付け下げの違いってなぁに?
10/01/27 09:34
訪問着と付け下げの違いってなんですか?
最近、生徒さんからこんな質問をよく受けますが、みなさんはご存知ですか?
訪問着に付け下げ、付け下げ訪問着に、付け下げ小紋などなどいろいろあって難しいですよね。
そこで今日はそれらの違いについてお話します。
まずは訪問着について。
訪問着は最初に白生地を袖丈、身丈に裁ち、着物の形に仮仕立てをしてから模様の下絵を描いて、ほどいて再び反物にしてから下絵を染めて仕上げます。
模様は絵羽模様などの古典柄から現代風なシンプルなものまで染色作家さんの個性を生かした絵柄が素敵ですよね。
次に付け下げ。
これは訪問着の代わりに着ることができ、着ていける場所なども訪問着と少しも変わりませんが、訪問着と比べるとやはり華やかさに欠けるように思います。
そもそも付け下げができたきっかけは第二次世界大戦中に華麗な訪問着の着用が禁止されたために派手な絵羽模様の代わりにと作り出されたもののようです。
しかし、最近は新進の作家さんなどが、個性的な抽象柄やシンプルな図柄で描いた訪問着や、キャンバスのように斬新な絵柄を表現した付け下げ(付け下げ訪問着)などちょっと見ただけではわからないですよね。
そこで、ひと目でわかる方法をお教えします。
まず、裾回し(八掛け)をご覧になって見てください。
共八掛け(引き返し)といって表地と同じ生地で仕立ててあればそれは訪問着です。
また、共八掛けではなく同色系、あるいは濃淡色のぼかしで表地とは別の布地で仕立てられていれば、それは付け下げです。
絵羽模様のようにつながった図柄のもので、裏が表地と違う八掛けで仕立ててあるものを、最近では付け下げ訪問着と呼んでいるようですが、これはあくまでも付け下げです。
ですからこれは、付け下げ(風)訪問着なんですよね。
訪問着であれば、なにも付け下げ風などと格を落とさなくてもいいわけですからね。
どちらかといえば付け下げを少し格上げしたくてそういう呼び名がついたのかもしれませんね。
また、付け下げ小紋などと言う言葉もよく耳にするかと思いますが、これもやはり付け下げ風小紋となり、格からすると小紋になります。
肩を境に、絵柄がすべて上向きになるように染められたものを付け下げ小紋と呼んでいるようです。
ちなみに、訪問着に紋をつけて準礼装にする場合は、昔は三つ紋が正式でしたが、最近では一つ紋のほうが着ていく場所の範囲がひろくていいかともいます。
また、付け下げや色無地などに紋を入れる場合もはやり一つ紋とし縫い紋にしておくといいかと思います。
紋の表現で正式と略式の区別が付けられるのも日本の伝統的な文化ですよね。
いかがでしたか?それらの違いがお分かりいただけましたでようか?
どちらもミス、ミセスを問わず着ることが出来ますので、ぜひ社交着として一枚は揃えていただきたいと思います。
最近、生徒さんからこんな質問をよく受けますが、みなさんはご存知ですか?
訪問着に付け下げ、付け下げ訪問着に、付け下げ小紋などなどいろいろあって難しいですよね。
そこで今日はそれらの違いについてお話します。
まずは訪問着について。
訪問着は最初に白生地を袖丈、身丈に裁ち、着物の形に仮仕立てをしてから模様の下絵を描いて、ほどいて再び反物にしてから下絵を染めて仕上げます。
模様は絵羽模様などの古典柄から現代風なシンプルなものまで染色作家さんの個性を生かした絵柄が素敵ですよね。
次に付け下げ。
これは訪問着の代わりに着ることができ、着ていける場所なども訪問着と少しも変わりませんが、訪問着と比べるとやはり華やかさに欠けるように思います。
そもそも付け下げができたきっかけは第二次世界大戦中に華麗な訪問着の着用が禁止されたために派手な絵羽模様の代わりにと作り出されたもののようです。
しかし、最近は新進の作家さんなどが、個性的な抽象柄やシンプルな図柄で描いた訪問着や、キャンバスのように斬新な絵柄を表現した付け下げ(付け下げ訪問着)などちょっと見ただけではわからないですよね。
そこで、ひと目でわかる方法をお教えします。
まず、裾回し(八掛け)をご覧になって見てください。
共八掛け(引き返し)といって表地と同じ生地で仕立ててあればそれは訪問着です。
また、共八掛けではなく同色系、あるいは濃淡色のぼかしで表地とは別の布地で仕立てられていれば、それは付け下げです。
絵羽模様のようにつながった図柄のもので、裏が表地と違う八掛けで仕立ててあるものを、最近では付け下げ訪問着と呼んでいるようですが、これはあくまでも付け下げです。
ですからこれは、付け下げ(風)訪問着なんですよね。
訪問着であれば、なにも付け下げ風などと格を落とさなくてもいいわけですからね。
どちらかといえば付け下げを少し格上げしたくてそういう呼び名がついたのかもしれませんね。
また、付け下げ小紋などと言う言葉もよく耳にするかと思いますが、これもやはり付け下げ風小紋となり、格からすると小紋になります。
肩を境に、絵柄がすべて上向きになるように染められたものを付け下げ小紋と呼んでいるようです。
ちなみに、訪問着に紋をつけて準礼装にする場合は、昔は三つ紋が正式でしたが、最近では一つ紋のほうが着ていく場所の範囲がひろくていいかともいます。
また、付け下げや色無地などに紋を入れる場合もはやり一つ紋とし縫い紋にしておくといいかと思います。
紋の表現で正式と略式の区別が付けられるのも日本の伝統的な文化ですよね。
いかがでしたか?それらの違いがお分かりいただけましたでようか?
どちらもミス、ミセスを問わず着ることが出来ますので、ぜひ社交着として一枚は揃えていただきたいと思います。
URL: http://saika-club.slowtown.net/blog/entry/7039/


コメントを書く